この問題は難問です。できなくても気にしないでください。
日本語のアクセントは高低アクセントです。また、一つの母音の中で高さが変わることはありません。
東京方言(いわゆる「標準語/共通語」)のアクセントに関する基本的知識としては次の3点です。
①最初の拍と2番目の拍は必ず高低が異なる、
②一つの語のアクセントの核(音の下がり目)はゼロか1つのどちらかである、
③一つの単語の中で高低が一度下がったら、そのあとは決して上がらない、
1番の複合語のアクセント型は前部のアクセント型に依存しているというのは正しくありません。
むしろ通常は後部の方に依存してると考えた方がいいです。このルールについては東京外国語大学の
こちらのサイトをご覧ください。
2番 「アクセントの核」は「上がり目」ではなく「下がり目」なのでこれも×。
3番 名詞のアクセントの種類は拍数をnとするとn+1と言われますが、動詞や形容詞は基本的にそれぞれ2種類が基本とされています。したがってこれは×です。
4番 4拍以上の名詞のアクセント型は平板型が多い→○
こちらに
関係する資料があります。
したがって正解は4番となります。
(この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)