令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題3B(7)
2022年5月12日(木) 20時01分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
(7)「動作名詞(動名詞)」 英語だと動詞の「speak」にingをつけて、「発話」を表す「speaking」と言う名詞を作るということを、勉強した方も多いでしょう。 ただ、「動名詞」と言う言葉は日本語教育ではあまり用いられません。ここでは「動作性のある名詞」と考えればいいでしょう。日本語教育の中で多少問題になるのが「勉強」という名詞です。普通私たちの生活の中では「勉強 をする」の形で使いますが、「英語」や「数学」などの対象が現れると「英語 を勉強する」か「英語 の勉強 をする」と言う表現にしないといけません。それは一つの文の中に同じ機能を持つ格助詞を2つ以上出現させると不自然になるというルールがあるからです。教師はこれを何とか避けるように指導していきます。 さて、選択肢の四つの中で動作としての意味を持っているものはどれかというのを考えましょう。そう考えると「する」という言葉を付けて機能するかどうかと考えるといいでしょう。 そう考えると 正解は4番ということになります。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)令和3年度問題文法語彙
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