講座へのお誘い
2022年6月16日(木) 22時55分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
2022年度日本語教育能力検定試験受験を目指す皆さんに弊社のサービスをご説明します。併せて弊社担当講師のワンポイントレッスンをご視聴いただけます。よろしければぜひご参加ください。 内容: 2022年8月下旬に開始する「赤本読み合わせ講座『アカヨミ』(音声の部)、および同『アカヨミ』(教育系内容復習講座)」の広報およびミニレッスン。 講座の詳細はこちら 赤本読み合わせ講座『アカヨミ』(音声の部) ⇒ https://bit.ly/3NKg2ue 赤本読み合わせ講座『アカヨミ』(教育系内容復習講座) ⇒ https://bit.ly/395Nug0参加費:無料 説明会の実施日:6月18日(土)、7月16日(土) 当日の予定は以下の通り。 17:00~17:30 交流会(主催者へのご質問および参加者間の交流等の時間) 17:30~17:45 「赤本読み合わせ講座『アカヨミ』」講座の概要の説明 17:45~18:05 ミニレッスン 鄭立民 18:05~18:25 ミニレッスン 京谷麻矢 18:25~18:30 質疑応答 ワンポイントレッスンの内容はこちら ⇒ https://bit.ly/3x60NF5説明会へのご参加希望は こちらから。 以上よろしくお願いします。
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令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題4 (1)
2022年5月31日(火) 21時36分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
読解の活動に関する問題 トップダウン処理 ⇒予測・推測をして仮説を立て、その仮説の検証をしながら大意を理解する方法。 自分が持っている知の枠組みを生かして取り組むことが読解能力を向上させる。 この反対はボトムアップ処理 個々の語彙や表現の理解を積み上げて、文章全体の理解を図る方法。 1 文中の定形表現を探すことはスキャニングにもスキミングにも該当しない。→× 2 これがトップダウンモデル。⇒したがって 2番が正解。 3 これはむしろ語彙の学習。 4 これはボトムアップモデル。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)
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令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題3D(19)
2022年5月30日(月) 21時25分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
主節に対する従属節の従属度の違いについては南不二夫の分類がある。 同研究によれば、 従属度が高い順に A>B>C となる。 A類 「ながら」、「つつ」 など ⇒これらの前には、「ている」、「ない」が入らない。 B類 「ので」、「たら」、「なら」 など ⇒これらの前には「だろう」が入らない。 C類 「が」、「から」、「し」 など ⇒これらの前には「だろう」がはいる。 1 ~が ⇒C類 この4つの中ではC類である「~が」が最も従属度が低く、独立度が高い。 2 ~前に ⇒B類 3 ~ながら ⇒A類 4 ~ので ⇒B類 したがって、 1が正解となる。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)
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令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題3D(19)
2022年5月28日(土) 23時16分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
(19) 主節に命令などの行為要求のモダリティが使えないなどの制約がある条件節主節に命令形を入れられるか? 例 「窓を閉めてください。」1 彼がいれば、窓を閉めてください。→正用 2 彼がいると、窓を閉めてください。→ 誤用3 彼が来たら、窓を閉めてください。→正用 4 彼が来るなら、窓を閉めてください。→正用 設問が要求する文を作ってみてそれが正用か誤用かを考える能力はこの試験の合否には不可欠な能力です。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)
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令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題3D(18)
2022年5月27日(金) 23時10分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
(18) 「内の関係」の例としてふさわしいもの内の関係 「名詞修飾節」と「被修飾語+格助詞」を使うと文が作れる修飾構造。「田中さんが書いた本」 外の関係 名詞修飾節から文を作ったとき、被修飾語が文の中に位置づけられない修飾構造。「サンマを焼くにおい」 選択肢を検討すると、 1 外の関係 2 外の関係 3 外の関係 4 内の関係 →「最近、噂が大学で広まっている。」と言う文が作れる。したがって答えは 4番となる。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)
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令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題3D(17)
2022年5月24日(火) 22時11分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
(17) 疑問節をガ格にとる述語 例:「いつ彼が来るか」1 いつ彼が来るかが重要だ。→正用 2 いつ彼が来るかが問題だ。→正用 3 いつ彼が来るかが不満だ。→ 誤用4 いつ彼が来るかが心配だ。→正用 したがって、ここの 正解は3番ということになります。 このように出題者が指定してきている条件を満たす例文を即座に作れるようになると受験には有利です。 ぜひ頑張ってください。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)
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令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題3D(16)
2022年5月23日(月) 22時06分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
(16)等位・並列節:主節と従属節が独立した関係になっているもの ここでは、それぞれの「の」を他の言葉で置き換えてみましょう。 1 独立度が高い→ 等位・並列節2 付帯状況を表す副詞節 3 程度を表す副詞節 4 程度を表す副詞節 したがって、ここの 正解は1番ということになります。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)
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令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題3C(15)
2022年5月22日(日) 11時26分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
(15)「述語+の」の機能に関して 他と異なるものここでは、それぞれの「の」を他の言葉で置き換えてみましょう。 1番 ここでは「の」は「という様子」と置き換えられます。 ⇒「の」は「形式名詞」です。 2番 ここでは「の」は「という事実」と置き換えられます。 ⇒「の」は「形式名詞」です。 3番 ここでは「の」は「目的」と置き換えられます。 ⇒「の」は「形式名詞」です。 4番 ここでは「の」=「スイカ」と置き換えられます。 ⇒「の」は 「代名詞」です。 したがって、ここの 正解は4番ということになります。 形式名詞はその先行する節全体を「一つの名詞」にする役割があるのに対して、代名詞はある名詞の代わりとなる役割を果たします。ここで形式名詞、代名詞の違いを意識しておくといいと思います。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)
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令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題3C(14)
2022年5月21日(土) 10時21分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
(14)「述語+の」という構造で用いられる「の」 この文で「地震があったの」の部分は「地震の発生」のような名詞句に置き換えられます。 これは疑問の成分はありませんから3ではないと考えられます。また、並列節と言うのは、「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に行きました。」のような節の関係です。問題の文とはかなり違いますね。したがって4も✖です。 「主題化」か「名詞化」かということですが、上記のように「地震の発生」という名詞句に置き換えられますから名詞化ととらえた方がいいでしょう。 正解は2番ということになります。 「主題化」に関与しているのは「の」ではなく、その後ろの「は」のほうです。 この問題で悩んだ方は、「主題化」「名詞化」「疑問節」「並列節」という意味がはっきり捉えられていない可能性があります。復習をお勧めします。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)
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令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題3C(13)
2022年5月20日(金) 10時09分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
(13)名詞修飾節の「?」と交替する「の」 これも設問から例を作る作業をするのが基本です。 名詞修飾節というのは例えば、「山田さんが食べたパン」という例を考えると、「山田さんが食べた」という部分が「パン」を修飾していますね。「山田さんが食べた」の部分が「パン」を修飾しているのです。 この名詞修飾節は、「山田さん の食べたパン」としても正用です。つまり、「が」と「の」が入れ替わることが可能だというわけです。この現象を 「ガノ可変」と言います。 したがって、 1番が正解です。この現象のことをご存じなかった方はこの機会に覚えていただければと思います。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)
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