令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題3C(14)
2022年5月21日(土) 10時21分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
(14)「述語+の」という構造で用いられる「の」 この文で「地震があったの」の部分は「地震の発生」のような名詞句に置き換えられます。 これは疑問の成分はありませんから3ではないと考えられます。また、並列節と言うのは、「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に行きました。」のような節の関係です。問題の文とはかなり違いますね。したがって4も✖です。 「主題化」か「名詞化」かということですが、上記のように「地震の発生」という名詞句に置き換えられますから名詞化ととらえた方がいいでしょう。 正解は2番ということになります。 「主題化」に関与しているのは「の」ではなく、その後ろの「は」のほうです。 この問題で悩んだ方は、「主題化」「名詞化」「疑問節」「並列節」という意味がはっきり捉えられていない可能性があります。復習をお勧めします。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)令和3年度問題文法
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