令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題3B(9)
2022年5月16日(月) 22時28分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
(9)二つ以上の品詞にまたがるもの それぞれの言葉を二つ以上の品詞で考えてみましょう。 1番「光」は 「ひかり」か「ひかる」ですが、ひかるの場合は送り仮名「る」が必要です。 2番の「うそ」は名詞しかなく、動詞となる場合は「嘘をつく」としないとできません。「嘘のN」はありますが、これは名詞+の(助詞)+名詞となりますから、「嘘」はどちらの場合も名詞です。 3番の「幸せ」は「私の幸せ」「彼女の幸せ」とすると名詞ですが、「幸せなN」とすればナ形容詞の用法となります。(これが答え) 4番は、学習は名詞ですが、動詞にするには「学習する」と「する」をつけないといけません。 余計なものをつけないで二つ以上の品詞として使えるのは、この選択肢の中では3だけとなりますので。正解は3と言うことになります。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)令和3年度問題文法語彙
|