令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題2(5)
2022年1月24日(月) 11時17分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
問題文は「ほうがいい」の誤用を問う問題です。 学習者の間でも「~ほうがいい」という表現を適切とは言えない場面で使う例がよく見られますが、これはその点を問っています。 まず、「ほうがいい」というのはかなり強い忠告の表現で、日本人の間で使う場合は「もし私の忠告に従わなかったら大変なことになるよ」というニュアンスで使う表現だろうと思います。 前問と同じなのですが、この手の問題は 正用の文をまず考えてみてください。そうすると、大体の文は「~たほうがいい」を「~たら」に置き換えれば正用の文になりますが、1だけはそれだけではなく、「どちらが」ではなく「どちらを」にしないと、正用文になりません。したがって正解は1番となります。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)文法
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