新型コロナワクチン接種の際には外国籍住民のこともお忘れなく
2021年3月29日(月) 23時19分 カテゴリ: 多文化共生
いよいよ新型コロナウィルス対策の決め手とされるワクチン接種がはじまります。自治体でその準備をされている方々も多いと思いますが、その際にはぜひ外国籍住民のこともお考え下さい。ワクチンに対して母国で否定的なニュースや噂(「ワクチンは体に悪い」、「ワクチンはブタを使って作られている」など)を聞いて、ワクチン接種を拒否する人たちも存在します。また、「男性が見ているところで、腕をさらけ出すなんて嫌」とか、「お父さんがウンと言わなければ私は打たない」なんて人たちもいます。こういう多文化に対応することが今回は求められます。 その先進事例の一つがここでご紹介する岡山県総社市です。外国籍住民のための説明会を行ったそうです。 これから準備のために予行練習をする自治体も多いと思います。予行練習をするときにはぜひ外国籍住民を対象に入れてください。そうすればいろいろな問題が早めにわかると思います。ワクチン接種にかかわる皆さん、是非御一考ください。 外国人多文化共生
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スタバのサプライチェーンをめぐる裁判
2021年3月15日(月) 09時59分 カテゴリ: 多文化共生
私もよく利用するコーヒーショップ、スターバックスカフェを若者たちが訴えたというニュースが流れました。サンドイッチなどを提供する食品加工会社で働いていた技能実習生が突然解雇され、帰国させられたという話です。 この報道で見る限りひどいことをしていると思うのですが、スターバックス側は 裁判で争う構えを見せています。今後どうなるか注目しています。 wifi環境、電源、立地、コーヒーの値段のいずれも私は満足度が高かったので、今回の件は戸惑っています。これまで私の仕事の準備の3分の1はスタバで行ってきたといっても過言ではありません。今はスタバの比率をとりあえず減らそうと思います。
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多言語よりも多文化を
2021年3月11日(木) 23時00分 カテゴリ: 多文化共生
3月10日に参加したzoomのタブマネサロンで伺ったお話は印象的でした。現在準備が進む新型コロナウィルスのワクチン接種に関して、 多言語化よりも多文化の対応をするべきだというお話でした。 日本人は、日本語に書いてあることを単に翻訳すれば相手に伝わり、外国人も当然日本人と同じ行動をとるはずだと考えがちだけれど、実はそんなに簡単ではなくて、多くの外国人にとってワクチン接種に対する考え方は日本とはかなり違うのだというお話でした。 ある文化圏では家族の中の父親の権威が強く、家族が望んでもお父さんがいいといわないと受けられないとか、多くの人から見えるところで、女性が注射を受けるのは非常識と考える文化圏もあるとか、予防接種そのものをよいものだとは思っていない人もいるとか、なるほどと考えさせられました。 でも考えてみるとこれって災害の時も同じことが起きるんですよね。私たち一人一人が困難な場面にあっても、他者への配慮を持てる人になることが大切なのだなと思いました。 自治体で準備をされている皆さんのご苦労はいかばかりかと思いますが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
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小学校入学前のパンフレット
2021年3月3日(水) 16時28分 カテゴリ: 多文化共生
これはきょうネットを見ていて見つけた資料です。 愛知県「小学校入学への手引」日本の小学校に入る前に日本語を母語としない児童の親御さんに配布される資料です。学校への持ち物や、用意しておくべきものなどが整理して書かれています。考えてみれば日本の小学校って異文化の塊。外国では上履きなんてないし、教室の掃除なんてしないし、日本にしかない行事も多いと思います。ここには載ってないけど、トイレはどうなんだろう。母国のトイレになれた子たちが、和式の便器なんか使えるんだろうか。そんなことに是非関心を持ってほしいと思います。
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