令和3年度問題の解説 試験Ⅰ 問題1(6)
2021年11月24日(水) 22時50分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
これは語彙に関するちょっと難しめの問題です。 注目点は【名詞の場所性】と言っていますから、これらの中で「場所として機能するもの」ということになりますが、つい私たちは、「この中で日本語としての場所ってどれかしら?」と考えてしまうと悩みこんでしまいますし、時間も取られてしまいます。 しかし、思い出してください。皆さんはこの場に何のためにいるかというと、日本語教師の知識を証明するためにいるのです。つまり、日本語指導の題材としての場所の名詞が何かを答えることが求められているのです。 日本語教育の中で、「場所の名詞」といったら、「~で会う」(動作の行われる場所)、「~に行く」(目的地)、「~にある」(存在する場所)などという文型の「~」に入れるのにふさわしいものと考えればいいわけです。まずはそれぞれの選択肢を「~で待ってるよ」のような例文に入れてみる。しっくりくるかどうかを判別する。これであたりをつけられれば、それほど難問ではありません。答えは4となります。 (この解説は令和3年度試験受験者の皆さんのために書いております。そうでない皆様には、悪しからずご理解をお願いいたします。)文法語彙
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