令和2年度問題解説(17) 試験Ⅰ問題2(2)異なる種類の誤用
2021年7月23日(金) 09時34分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
問題は凡人社刊の冊子をご覧ください。 この誤用は動詞と格助詞の関係に問題があるとわかります。この手の誤用は確かに非常に多いです。「参加する」という動詞は他動詞に見えますが目的語は「ニ格」を要求します。選択肢を見ると、 「を」を「に」に変えると問題がなくなるものが3つありますが、2だけはこのように変えても変ですね。「参考にする」とすればいいのですが、格助詞の置く場所が目的語の直後ではありません。したがって2が「仲間外れ」つまり正解となります。 選択肢の特定の部分を何かに変えると仲間外れが見えてくるということはよくありますので、この方法をぜひお試しください。 文法試験対策
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