令和2年度問題解説(13) 試験Ⅰ問題1(13)
2021年6月26日(土) 14時14分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
問題は凡人社刊の冊子をご覧ください。 これは身体部位を使った表現についての設問ですが、比較的簡単な問題と言えると思います。 「悪事に手を染める」といっても実際に手が汚れたり、色がついたりするわけではありませんよね。つまり、身体的部位を使った表現は、多くが隠喩(メタファー)的な意味で使われるのです。「手」を使ったものでも「手を組む」(友好関係に入る)、「手をあげる」(何らかの積極的意思表明をする)、「手を切る」(関係を断つ)などは本当に手を使った動作を行うわけではありません。 選択肢を見てみると1,2,4,5が上記のようなメタファーの表現ですが、3だけは本当に足を洗うという動作を指しています。したがって3が正解となります。 語彙
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