令和2年度問題解説(6) 試験Ⅰ問題1(6)異字同訓
2021年5月29日(土) 14時43分 カテゴリ: 日本語教育能力検定試験
「異字同訓」というのは訓読みの音は同じだけれど意味によって漢字を使い分けることを言います。たとえば、「とぶ」という言葉は、「飛ぶ」「跳ぶ」の2種類に書き分けられます。 今回の問題では、各選択肢を訓読みで読んでみて、場面によってほかの漢字で置き換えられるものがあるかな?と考えれば、それほど難しくありませんね。訓読みで読むと、「きる」「おこる」「とる」「おさめる」「とどける」で、ほかの漢字で置き換えがないものは一つだけで5と選べると思います。 異字同訓の問題は、私の記憶が正しければ過去5年間は出題されていないと思います。(それ以前はわかりません。)ただ、この種の問題は小学校や中学校ではいくらでも作られているので、出題は比較的簡単ですから、数年おきに出てきてもおかしくないと思います。 参考になる資料として文化審議会が公開した下記の資料があります。どうぞご利用ください。 「異字同訓」の漢字の使い分け例(報告)平成26年2月21日文化審議会国語分科会日本語教師資格漢字試験対策
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