グローカル人財ネットワークのオープンセミナー
2021年7月29日(木) 21時44分 カテゴリ: 多文化共生
2021年7月24日にわたしが理事を務める一般社団法人グローカル人財ネットワークのオープンセミナーがありました。ここでは一般財団法人ダイバーシティ研究所の田村太郎代表のお話を伺いました。 掻い摘んでお話をすると、現在の外国人受け入れの歪みはこれまでの政策の行き当たりばったりが原因であること、世界各国では外国人労働者の取り込みが進んでいて、日本での人材確保は今後決して容易ではないこと、また地域の日本語教育の現状については課題が多いことをお話しいただきました。 中でも私の心に残った言葉は、今の地域日本語教育は介護保険ができる前の介護とよく似ているという点でした。田村さん曰く、介護保険制度導入前の介護現場は家族労働とボランティアによって成り立っていて、サービスを受ける側はこれらを選択する余地がありませんでした。消費者に選択権がない限り、サービスとしての日本語教育が成長する余地はありません。日本語教育を、プロの職業人が担う産業として育成しなければなりません。それが成り立てば、日本語教育で生きられる人たちが現れてサービスが向上し、外国人が選べる時代がやってきます。介護保険のような制度を日本の地域日本語に導入し、成り立たせる必要がありますというお話でした。 こちらがそのリンク先です。よろしければご覧ください。 人権尊重外国人受け入れ多文化共生日本語教師資格
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