多言語よりも多文化を
2021年3月11日(木) 23時00分 カテゴリ: 多文化共生
3月10日に参加したzoomのタブマネサロンで伺ったお話は印象的でした。現在準備が進む新型コロナウィルスのワクチン接種に関して、 多言語化よりも多文化の対応をするべきだというお話でした。 日本人は、日本語に書いてあることを単に翻訳すれば相手に伝わり、外国人も当然日本人と同じ行動をとるはずだと考えがちだけれど、実はそんなに簡単ではなくて、多くの外国人にとってワクチン接種に対する考え方は日本とはかなり違うのだというお話でした。 ある文化圏では家族の中の父親の権威が強く、家族が望んでもお父さんがいいといわないと受けられないとか、多くの人から見えるところで、女性が注射を受けるのは非常識と考える文化圏もあるとか、予防接種そのものをよいものだとは思っていない人もいるとか、なるほどと考えさせられました。 でも考えてみるとこれって災害の時も同じことが起きるんですよね。私たち一人一人が困難な場面にあっても、他者への配慮を持てる人になることが大切なのだなと思いました。 自治体で準備をされている皆さんのご苦労はいかばかりかと思いますが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
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